二代目 大橋弌峰(おおはしいっぽう)

  • 二代目 大橋弌峰(おおはしいっぽう)

    家宝として受け継いでゆく
    京都で紡ぐ、幼子たちへの証。

作家情報

名前

二代目 大橋弌峰(本名:大橋祥男)

工房名

有職京人形司 大橋弌峰

HP

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所属団体

京人形商工業協同組合・一般社団法人日本人形協会京都支部

プロフィール

京都生まれ、京都在住。
古典京雛の名匠、初代大橋弌峰を父にもつ二代目。

京都鱗形屋九代目中村太兵衛氏に師事した初代大橋弌峰は、六十余年にわたって京人形、雛人形にこだわり続け、磨き抜かれた技を二代目大橋弌峰へと伝授。父子相伝の技は京雛の伝統をみごとに継承。

繊細かつ大胆な表現、そして気品の中から醸し出される華やかさは、見つめるほどに心を曳きつける深い魅力があります。
また、古典雛人形の復元のみならず、有職故実に基づいた巧みな技を新しい分野に生かした積極的な作品にも意欲的。
正直な物しか作らないし、正直に売る。明けても暮れても毎日人形の事ばかり考えるという職人魂を持つ京人形界の代表的職人です。

2010年に瑞宝単光章を拝受。
日本人形著作権協会より「朱雀大路大極殿束帯雛」が甲類著作権登録されました。

京都御所内迎賓館にある和の晩餐室「桐の間」に朱雀大路大極殿雛を展示。

こだわりなど

大橋弌峰の雛人形は、出来上がるまでに全部で三千にものぼる工程があります。
衣裳製作過程において、裁断はもちろん、細かい衣装を幾重にも重ねての縫製など、仕立て上がりまでには大変な力が要ります。
大半は男性の熟練職人の手によって装束に仕立てられ、腕折(かいなおり)を経て精緻な人形に仕上っていきます。
経済産業大臣指定伝統工芸品 伝統工芸士、節句人形工芸士の認定資格者の職人達が、工程一つひとつに伝統工芸技術と愛情を注ぎ、京雛の継承に従事しています。

沿革

昭和15年

京都に生まれる

昭和31年

初代大橋弌峰に師事

昭和59年

第12回京都府伝統産技術コンクール 入賞

昭和61年

第13回京都府伝統産業技術コンクール 入賞

昭和62年

第14回京都府伝統産業技術コンクール 入賞

平成元年

経済産業大臣指定伝統工芸品 伝統工芸士認定

平成2年

社会法人節句人形工芸士認定

平成3年

第18回京都府伝統産業技術コンクール 入賞

平成4年

第19回京都府伝統産業技術コンクール 奨励賞

平成7年

第19回京都府伝統産業技術コンクール 奨励賞

平成12年

愛染倉にて個展を開催

平成13年

社団法人節句人形工芸士展 最優秀賞 京都府伝統産業振興発展と文化に三世代表彰

平成16年

近畿経済産業局長 表彰

平成17年

京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)表彰

平成20年

社団法人節句人形工芸士展 銅賞

平成21年

「雛人形と武者人形 飾る知識と楽しみ方」(淡交社)出版

平成22年

瑞宝単光章 拝受

平成30年

日本伝統工芸士会功労賞表彰を受ける

ギャラリー

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