2020/11/17

雛人形の選び方

雛人形の選び方

日本の文化である「雛人形」は、古来より伝わる節句のお人形です。
3月3日の雛祭り(桃の節句)のお祝いに、女の子の健康と成長を見守り、幸せを祈るために飾られます。
雛人形のきれいな装いと優雅な姿は、美しく楽しい思い出を作ってくれることでしょう。

お子さんやお孫さんの初節句には、どんな雛人形を贈りたいですか?
ひと口に雛人形といっても、種類はさまざま。その種類と数の多さに迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで、雛人形を選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。

雛人形にはこんな種類がある

雛壇全体の大きさだけでなく、人形そのものにも「衣裳着雛人形」と「木目込人形」という種類があります。

衣裳着雛人形は、
木や藁などで作った胴体に衣裳を着せ、別に作った頭や手足を差し込み、細部の仕立てにこだわり、繊細な美しさを表現しています。


木目込人形は、
胴体に彫った溝に布地の端を埋め込み、衣裳を着せたように見せている人形です。
型崩れがしにくく扱いがとても簡単だというメリットがあります。

そして、雛飾りにはベーシックな親王飾りから、三段・七段飾り、収納飾り、ケース飾りなどがあります。


・親王飾り

男雛と女雛を中心に、後ろに屏風を立て、両脇に雪洞(ぼんぼり)を配したシンプルな飾り


・三段飾り
女雛の侍女である三人官女を含めた五人飾り


・七段飾り
七段に渡り、五人囃子と随人(右大臣・左大臣)、仕丁(もしくは衛士)も並ぶ十五人飾り


他にも人気人形作家が作った雛人形や京びな、立雛、家具調三段飾り、ケース入り雛人形など、専門店にはさまざまな雛人形や雛飾りが揃っています。

置き場所を決めて大きさを決める

雛壇全体の大きさだけでなく、人形そのものにも「衣裳着雛人形」と「木目込人形」という種類があります。

雛人形がどうしても場所を取ってしまい、現代の生活環境では置き場に困るという家庭も多くあります。

短い期間だからといって、他のものを避けて設置して、生活しづらい状態になってしまったら、「ジャマだなぁ」なんて家族に思われてしまうかもしれません。

せっかくのお祝いの飾りなのにジャマ者扱いされては、雛人形もかわいそうです。

雛人形を購入する際は、あらかじめ置き場所を決めておくとスムーズに決められます。場所の幅×奥行×高さを測り、それに見合う大きさを目安に種類を絞っていくといいでしょう。

また、雛人形を出すのは一年に一度、ほんの短期間なので、ほとんどの時間はしまわれていることになります。収納場所の確保もしておくと、片づける時にも困らないでしょう。

出す時は楽しく、片づける時もスムーズにできたら、きっと母と子のすてきなコミュニケーションの時間になりますよ。

お値段も大事

雛人形は高いと思っている方は多いですが、実際のところはどうでしょうか?
雛人形に限らず、節句人形はほとんどが手作業で、職人が時間と手間をかけて作っており、長く持てるように仕立ても良いものです。
伝統的工芸品として名人が製作する雛人形もありますので、正直、高価な買い物であることは間違いありません。

名匠が手掛けた最高級品ともなると100万円以上するものも珍しくありませんが、多くの専門店では、お手ごろな3万円台のものから、50万円台の幅で多様な雛人形を揃えています。

高額なイメージの雛人形ですが、低価格のラインナップもあるので、予算と相談して選んでみてはいかがでしょうか。


雛人形の選び方として、

1. 種類

2. どこに飾るか、しまうか(その場所の大きさ)

3. お顔などのこだわり・好み

4. ご予算

の4つポイントをご紹介しました。


事前にこれらを押さえておくと、雛人形選びはグッと楽になりますよ。


ご家族や親せきが集まる節句行事、ましてや初節句のお祝いは、特に喜びが大きい日でしょう。

女の子の末長い健康と幸せを祈る雛人形は、ずっと大事にしたいと思える品がおすすめです。


毎年の雛祭りが楽しみになるよう、納得のいく雛人形を選んでくださいね。


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